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Matthias Rößler - 26. March 2021

World IP DAY

なぜ中小企業が知的財産分野において特別な役割を果たすのか?

ドイツ企業の90%以上が中小企業であることから、中小企業(SME)はドイツ経済の根幹をなしていると言えます。 これら一つ一つの企業が、アイデアを出すことからスタートし、それを形にして、 消費者が使用する製品を製造し、そして雇用を生み出すのです。

知的財産権は、企業の資産を保護し、価値を創造するのに役立ちます。 しかし、どうしたらイノベーションを効果的に保護できるかを知っている企業はごく少数です。調査によると、産業財産権に精通し、これを取得する企業は経済的に成功していることが証明されています。

IPが意味するものは?

Intellectual Property (IP) または知的財産は、発明、文学的および芸術的作品、デザイン、シンボル、名称、画像というような知的創造物を指します。 特許、著作権、意匠、商標によって法的に保護することもできます。

知的財産権とは、知的財産を模倣から保護し、特定の状況下において、発明または創造物から経済的利益を引き出すことを可能にします。これは、市場での生き残りをかけた企業にとってとても重要なポイントです。

なぜ産業財産権の保護が必要なのか?

産業財産権は、発明者や作成者などの利益と一般の公益とのバランスをとることを目的としています。 このバランス無くして創造性と革新を促進する環境を築くことはできません。

例えば、発明者が発明を公開することによって始めて、限定的な特許保護を受けることができます。 このことから、特許出願は、自社製品の製造と販売を確保するだけでなく、技術革新を促進し、社会の利益、繁栄にも貢献することになります。

弁理士の仕事内容は?

弁理士は、企業が知的財産権を評価、出願、登録、監視するのをお手伝いします。 たとえば、どの知的財産権がどのイノベーションに適しているかをアドバイスします。 技術および科学分野の発明と革新は、特許と実用新案で保護されます。 一方、クリエイティブなデザインは、商標と意匠で保護されます。 発明の種類に応じて、模倣に対する効果的な保護権が存在します。 

この他にも、弁理士は開発に伴う特許業務も提供しています。 新製品を開発する際には、競合他社の産業財産権による潜在的なリスクがないか評価する必要もあります。

世界知的所有権機関(WIPO)の設立

1970年4月26日の世界知的所有権機関創設日World Intellectual Property Organization (WIPO) にちなみ、国連は世界知的所有権の日(World IP Day)の設定を呼びかけました。

Wipoはバランスの取れた効果的な国際IPシステムの開発に取り組んでいます。 イノベーションと創造性は経済成長と雇用を生み出すことから、知的財産が社会の発展にいかに重要であるか理解できると思います。

Matthias Rößler:



karo IPパートナーである、マティアス・レスラーは、RWTHアーヘン大学で機械工学を学び、2003年以来、ドイツおよび欧州特許弁理士として従事しています。特に大規模な特許ポートフォリオの管理、特許庁および特許裁判所における二国間の法的有効性手続きに関するアドバイスを行っています。

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