次世代ネットワーク5Gを特許でいかに保護するか
5Gとインダストリー4.0
5Gは機械(モノ)とスマートデバイスとをインターネット接続する際の基盤となります。5Gを使用することで、センサー、プラントとIoT機器間の通信がリアルタイムで行われます。この新たな通信スタンダードにより、ハードウェア、ソフトウェア等の従来の分野における製品およびサービスの新たな市場が誕生します。このためIoT分野での開発がますます注目されているのです。
モノのインターネットは電話とコンピュータの接続のみならず、人間と機械、さらに機械やロボット同士のネットワーク通信までも可能にします。すべての生産財と消費財、およびセンサーを備えたインフラは相互にリンクし通信できるようになります。
5Gインダストリーキャンパス・ヨーロッパ
この技術分野ではいくつかの研究イニシアチブが活発に行われています。2020年5月に5Gキャンパス・ヨーロッパが発足しました。RWTHアーヘン工科大学のキャンパスでは、5G技術関連の新機能について研究されています。例えば、非常に複雑な製造プロセスを監視・制御するための5Gセンサー技術、モバイルロボット工学、ロジスティクス、複数の拠点にまたがる生産チェーンなどがこの対象です。
参考リンク: Federal Ministry of Transport and Digital Infrastructure (BMVI)
技術イノベーションを特許保護
インテリジェント製品の開発とその使用により新たな応用分野が生まれています。また特許法の観点からも、さまざまな技術分野をまたがるシステムの相互作用がますます重要な役割をはたしています。具体的には、センサー技術、情報技術、電気通信、医療技術、自動車工学等の技術分野が目覚ましい発展を遂げています。
5Gに関連する発明および新しい製品は可能な限り最善の方法で保護しなければなりません。当所の弁理士は、自動化、自動車技術、ネットワークシステム等の分野での新しいアプリケーション等のIP戦略の開発および実施についてクライアントの皆様に適切なアドバイス、サポートをしています。是非ご相談ください。
Justus Kreuels:
karo IPパートナーである、ユストス・クロイエルスはミュンヘン工科大学およびアーヘン工科大学で機械工学を学び、2011年にドイツドイツ弁理士、2012年に欧州弁理士の資格を取得しました。特にドイツにおけるモバイル通信、モノのインターネット(IoT)、ロボット工学分野での知的財産権に関するアドバイスを行っています。