産業財産権の侵害

市場のモニタリングの重要性

産業財産権の侵害の多くは、非常に遅い段階になるまで特定されません。私たちは、市場と競争状況を効果的にモニタリングすることで、このような過ちを回避するように、皆さまをアドバイスします。これを実施するために可能な方法は、関連する展示会の訪問、出版物のシステマティックなモニタリング、競業他社の特許や特許出願の調査を定期的に行うことです。

侵害訴訟の準備

もし、産業財産権の潜在的な侵害が特定された場合には、侵害行為の正確な分析と、法的措置をとった場合の成功見通しの評価が、直ちに必要になります。これには、侵害行為の検査が必要です。しかし、しばしば、競合他社の潜在的な侵害品の入手すら困難です。例えば、製品がまだ試作品の場合です。さらに、製法特許の場合には、産業財産権の侵害へのアクセス自体が不可能であり、単に、その製法によって製造された製品だけが、産業財産権の侵害を示唆するだけです。このような場合には、法廷において検査権が適用でき、想定される侵害を詳細にわたって検査できるようになっています。

成功率の見積

もしも、産業財産権の侵害に関する十分な情報が入手可能であれば、産業財産権を行使する法的手続の成功の見通しに関する分析を開始することができます。この分析は、法的手続を実際に想定しているか否かに関わらず、有益です。それは、成功の見通しは、訴訟前の交渉においても、訴訟外の交渉においても、常に、交渉における立場の強さを決定するからです。結局、成功裏に裁判所において産業財産権を行使することができる可能性は、常に、産業財産権の質の基準となるものです。法的手続に対する防御が成功する見通しを評価するために、しばしば、産業財産権の法的有効性の分析も必要になります。多くの場合、産業財産権の有効性に疑念を抱かせる先行文献が存在します。ある状況においては、これは、産業財産権の行使に伴う重要な経済的リスクになります。 私たちは、経験に基づいて、初期の段階で、皆さまの産業財産権の侵害行為の特定と分析のお手伝いをします。産業財産権を行使する法的手続の成功見通しの評価は、私たちのもう一つの強みです。私たちは、いつでも、産業財産権の行使に伴う皆様と皆様の会社のリスクを正確に分析して最小化するためのお手伝いをします。

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